2026年9月16日
暑いのを我慢するのが職人じゃない。今年の夏も暑かったですなぁ。現場に出ている皆さん、本当にご苦労さまです▼昔の職人は「暑い、寒いは職人の宿命」「これぐらい我慢せんか」と言われながら仕事をしてきました。私も若い頃は汗だくになりながら「これが仕事や」と思って頑張ったもんです。けれど今はもう時代が違います。暑さを我慢して働くことが、職人の根性でも腕でもありません。熱中症で倒れてしまったら、元も子もない。家で待っている家族も心配します▼空調服を着る、水分をこまめに摂る、休憩をしっかり取る、日陰や冷房の効いた休憩場所を用意する。こういうことを「贅沢や」と言わず現場の当たり前にしていかなあかんと思います▼特に若い職人さんや一人親方、下請で入っている人ほど、「休ませてください」とは言いにくいもんです。だからこそ周りの人間が「ちょっと休もうや」「水飲んだか」と声をかけてやることが大事です。工期も大事、仕事も大事。でも一番大事なのは、朝に現場に来た仲間が夕方でも元気な顔で家に帰ることです▼「昔はもっと暑い中で仕事した」なんて自慢するより、「今の若いもんにはそんな無理をさせんぞ」と言える職人でありたいもんですな。(哲)
(2026年10月1日付)